イベントの前後を120%楽しむ!ギャザリングライドとは?
またまたツール・ド・ニッポンが聞きなれない言葉を考えました。
その名も「ギャザリングライド」!?
ギャザー〔gather〕
【意】散在するものを一か所に集める
に由来して、ずばり、
「自宅から会場までせっかくだから自転車で向かおう!」
そして「集合地点にあつまって盛大に盛り上がろう!」というライド企画です。
先日行われた「犬吠埼エンデューロ」の前日イベントとして
このギャザリングライドのテスト走行をしてみました。
東京都心から、エンデューロの会場がある銚子までは
直線距離にして100km程度と近いにも関らず
車でいっても、電車でいっても、おおよそ2時間半。
距離のわりに時間がかかる!とあらば、もういっそのこと自走して、
「移動」を「遊び」にしてしまうこの企画ライドは、まささにうってつけなのです。
本日は、その様子をレポートにてお届けしたいと思います。
海を目指して120kmを走る!
今回のルートはこちら
西船橋駅をスタートしたあとは、利根川のサイクリングロードを目指して木下街道を東進。
利根川の河岸をのんびり走って、佐原から「東総有料道路」へ。
山間地をぬけてから、磯の香りゆたかな本州最東端の「銚子」を目指す120kmのコースです。
西船橋駅に集合
朝7時。参加者のみなさんが輪行や自走で集まってきます。
今回はライド中の荷物をサポートカーに乗せて移動することはできますが、西船橋までの道中の荷物をどうするか、イベント後の帰りの荷物をどうするかは悩みどころだったかと思います。
今回のみなさんは体に1つ背負える小さめのバッグの方が殆どでした。(自転車に積める荷物のみで、手ぶらの方も。)
集合場所にはツール・ド・ニッポンのロゴが初登場(手作り感満載です)
7時半。参加者のみなさんが揃ったところで、イベントの説明や、安全に走る注意事項の説明がありました。
定員6名の枠を勝ち取った皆さんで自己紹介をしたりと、和気藹々とスタートしました!
グループライドに欠かせない「ハンドサイン」。後ろの人に走行中の情報を伝えるために、全員で共通の認識を持っておく必要があります。
先導のスタッフ貫場の指示に従い、全員でハンドサインを伝達しながら走行します。
それでは、早速スタートです!私はサポートカーで追いかけますので。いってらっしゃい!
まずは街中を走っていきます。交通量が多いため、慎重に。
ハンドサインを出す余裕がないときは、声を掛け合いながら走っていきます。
日本で一番小さい大仏
チェックポイントである鎌ヶ谷大仏に到着!鎌ヶ谷駅からすぐ近くにあります。
こちらがその大仏様。どーん!
実はこちら、日本で一番小さい大仏。場所も場所だし、「小」さいのに「大」仏だし、いろいろとツッコミどころの多い大仏様です。
利根川サイクリングロードへ
途中で休憩をはさみつつ、利根川サイクリングロードへ向かいます。
立ち話で愛車トークが盛り上がったり。
街中を抜けると、のどかな景色がサイクリングロード付近には広がっています。風がきもちいい〜
サイクリングロードはなかなか景色が変わらないから、橋の特徴で今どのへんか、どこを走っているかを把握できる。
と、近くに住む参加者の方に教えてもらいました。たしかに。
次の目的地となったのは道の駅「発酵の里」。名前から気になる!
発酵食品がたくさん販売されていました。日本酒、醤油、みそ、などなど。
そしてこれは「こうじ」。私はこんなフサフサな麹は初めてみました!
お店の方いわく、「いいカビ」は温度や湿度など様々な条件が揃っていないとできないので、とても難しいのだそう。
これはいいカビなんですね〜
サイクリングでは大きな荷物を持って帰れないのでおみやげの購入が悩みどころ・・・
ちょうどツバメが子育ての季節のようで、道の駅にはツバメが出入りしていました。小さい頭がきれいに並んでいるの初めてみました。
親が来ると本当にみんな口を開けて餌を貰おうとする!そして、違う親が来ると口は開けるものの、目前で餌をもらえない!
鳥もやっぱり自分の子供と他人の子供はわかるんだな〜笑
ちょっと時間は早かったのですが、お昼ごはんをここで取ることになっていました。
おすすめは「発酵定食」!発酵食品満載。お肌きれいになりそう
お魚を盛り合わせた「銚子御膳」なんていうのも
バランスがとれた食事で、いい感じに腹八分目!男性はちょっと物足りないかも?
お刺身には醤油がなくてびっくり。味噌やもろみ?などを付けて食べました。美味しかったな〜
休憩中、帰りのコースを共有し合ったり
これから走るコースの高低図をみてちょっとドキドキしてみたり・・・
さて。休憩が終わったら、またみんなで揃って出発です。
続いてのスポットも道の駅。道の駅は地元を感じつつ、設備が充実していて便利ですね。
と、ここで。炎天下を走っていたこともあり、皆さん冷たいものが欲しくなってきたとのこと。
スタッフの粋なはからい、そして地元を知っている参加者の方の提案により、次の目的地に「ジェラート屋さん」を追加!
臨機応変に楽しめるのは、少人数ならではですね。
20kmほど走り、ジェラート屋さんに到着。しっかりサイクルスタンドも置いてあって、サイクリスト歓迎ムードが嬉しい。
色々なメニューがありました。全員ダブルを頼み、2種類ずつ選びます。
季節のアイス、メロンは今はやっていないとのこと。そう言われると食べに来たくなるー!
写真だと伝わりづらいですが、だいぶもりもりに盛ってくれます。
みんなで実食
くどくない甘さが体にしみますね〜。それぞれ地の食材を使ってジェラートを作っているとのことでした。
休憩中の情報共有。次のレースで一緒のものがあると、盛り上がったりしますね。
それではラスト。ゴールまでもう30kmを切っています。アイスで回復したのか、また元気な足取りで出発!
次の休憩ポイントで犬吠埼エンデューロの実行委員のみなさんが合流!大会のジャージが素敵です。
最後はみんなで犬吠埼ホテルにゴール!
地元のみなさんが、参加者のゴールを拍手とメッセージで迎えてくれました。
程よい疲れと走りきった満足感、そして嬉しい出迎えにみなさん自然と笑顔になります。
最後に記念写真を撮って、終了となりました!
ゴールの後は
犬吠埼ホテルに温泉があるので、太平洋がずーっと広がるお風呂に浸かってひとやすみ。
(http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/4691/CUSTOM/469180712153937.htmlより)
そしてその後は大盛り上がり、地元の方も交えた「前夜祭」が開かれました!
地元の食を堪能しながら、トークショーやイベントが行われました。
じゃんけん大会では両手いっぱいに地元の賞品が用意されていました!
1日を満喫して日が暮れていきました。
おわりに
到着したときの参加者のみなさんの表情、受け入れを今か今かと待っていたスタッフの笑顔。
どちらも本当に輝いていて素敵でした。
レースに参加しない方でも楽しむことができて、
何より自転車という共通言語があるから、グループで時間を過ごすうちにすぐに打ち解けることができます。
ひとりでご参加いただいた方も楽しめたのではないかと思います。
次の日がレースの方はハードながらも達成感を得られる、
ただイベントに参加するよりももっとディープにイベントを楽しめるのではないかと思います。(ちなみに唯一参加していただいた翌日レース参加の方は、見事に優勝していました・・・!)
スライドショー
最後にスライドショーで当日の様子を振り返って終わりにしたいと思います。またの開催をお楽しみに!