今年もやっぱり楽しかった!温泉ライダー in 加賀温泉郷
舞台は「石川県加賀市」加賀温泉郷。
ツール・ド・ニッポンの第3戦として『温泉ライダー in 加賀温泉郷2017』が5月21日(日)、27日(土)、28日(日)の3日間に渡り開催されました。
加賀温泉郷とは、加賀市の片山津温泉、山代温泉、山中温泉を表す名称として使われており、ここにお隣小松市の粟津温泉が加わって、加賀四湯とも呼ばれます。
温泉ライダーin加賀温泉郷は今年で第6回目の開催となり、過去最長・最多種目の三日間・四種目の開催!
もとを辿れば、ツール・ド・ニッポンシリーズの前身(Wizspo!!Bicycleシリーズ)の始まりとなったこの温泉ライダーという大会。
たっぷりのおもてなし、参加者の方が楽しむためにはどうしたらいいかを心底考える実行委員会、安全な運営を徹底的に考える運営の力が合わさって、準備の段階から前向きなパワー、真剣に取り組む姿勢に刺激をもらえる大会でもあります。
それでは早速、当日の会場の様子と、加賀のおもてなしを写真で振り返りたいと思います!
day1 念願の初開催!山代温泉で150名がタイムトライアル!
5月21日(日)、晴天の中、続々と選手が受付を済ませ、昼には夏日になりそうな日差しの中、選手はコースの試走へと出走していきます。会場の周辺は温泉宿やお土産屋がならび、会場の中心にある「山代温泉 古総湯」には朝7時前から地元の皆さんや宿泊の方の姿が。浴衣に下駄姿や、タオルと桶を片手に歩く姿を見て温泉街にすむ街の日常を垣間見ました。
レース中も、桶とタオルを持った近所の方が結構歩いていました。お風呂がてらに声をかけてくれたりレースを覗いていたり。
古総湯のまわりは思わず座りたくなってしまう作りをしていて(ちょうどよく段があったり、段が木でできている部分があったり)古総湯の周りに腰掛けて日陰で涼みながら観戦している方もいました。
スタートの様子です。選手はこの「射出台」からスタートしていきます。ちなみにスタート台は地元の方の手作り!
手作りの旗で応援するご家族の姿も。実験的に、「チームタイムトライアル」も実施しました。チーム内の最低3人が同時にゴールし、その最後尾のタイムを競うものです。
これまでの温泉ライダーでは小学校5年生にならないと競技に参加できなかったのですが、
タイムトライアル開催によって1~4年生も参加ができるようになり、未就学児から大人まで全員が大会を楽しむことができるようになりました。
優勝者に贈られる「はんてん」は、マイヨ・ヴェールにちなんで「ハンテン・ヴェール」です。
レース終わりには、今年初めての試みとして、温泉に入る方に向けて自転車と荷物を預けられる「クローク」を設置しました。
走った後に、温泉に入る。これでこそ温泉ライダー!
ちなみに古総湯は「加賀五彩」と呼ばれる伝統色を使ったステンドグラスがとてもきれい!建物は古い作りなのに新しさと見事に調和しています。
day2 景色と空気が最高に気持ちいいヒルクライム
タイムトライアル開催の翌週5月27日。会場を変え「山中温泉 立杉ヒルクライム」を開催しました!
会場となった「山中温泉 菊の湯」で入れる温泉は深さが胸のあたりまであり、どっぷり体の芯から温まれる温泉です。
山中エリアも観光地として栄えており、こちらも新しさと歴史の調和が取れた素晴らしい街です。
朝の受付時は雨が7mmも降っていたのに、なんとスタート時は晴天。さすが雨知らずの温泉ライダー。ピンチのときでも雨雲を吹き飛ばします。
沿道では、地元の方が声を出して選手を応援してくれていました。こういうのは、本当にうれしいですね。
女性の姿も。レース区間3kmなら頑張れる!とゴール後に息を切らしながら話してくれました
ゴール後のサイクリング区間も楽しみのひとつ。
またコース途中の町並みは、じつは重要文化財にも指定されている「赤瓦」という町並み。
加賀市内の他のエリアでも、気をつけて見てみると、赤瓦の屋根の家がいくつも有ることに気が付きます。
※こちらは片山津エリアの写真です。左側に赤瓦の屋根の家が見えます。
そして、合わせてこの土地を特徴づける、「九谷焼」という焼き物。
その釜がこのあたりには立ち並んでいます。
おみやげに九谷焼のコースターを買いました。
キッズも大人も大盛り上がり!アローレカップ
一方その頃ホテルアローレでは「アローレカップ(キッズレース)」が開催されました!
1歳〜6歳までのキッズたちが、一生懸命に走りゴールする姿にはみんなで感動!思わず大人も声をからして応援してしまいます。名前を呼ばれたら大きな声で返事をして、スタートを待ちます。優勝したキッズにはミニハンテンジョーヌが贈られます!
参加者は全員「温泉ライダー認定証」を受け取ります。
大きくなって、もっともっと自転車を楽しむようになって、温泉ライダーの大人のレースに出てもらいたいですね。
キッズのレースと同時に、こちらでもアツい戦いが繰り広げられていました!
毎年恒例、カレーの早食い選手権!毎年まさか優勝するとは思えない女性が2連勝を勝ち取ってきたのですが、今年は遂に王者剥奪!
そしてBMXフラットランドパフォーマンスショー!見ている方がドキドキする、スリリングなパフォーマンスで観客を楽しませてくれました。
day3 毎年恒例!温泉ライダーの代名詞、エンデューロ!
いよいよ3日目、28日(日)は「片山津温泉 柴山4時間エンデューロ」を開催しました!
開催当初から成長を続ける温泉ライダーin加賀温泉郷の核として、今年もエンデューロは大盛況。約370組950名が参加しました。
ゲストライダーとしてチームUKYOから畑中勇介選手が参加。
コース沿道では地元のボランティアの方々が監察、そして応援をして選手を元気づけ!
今年初の試みとして、女性専用トレインをつくる走行管理ライダーが登場しました。
加賀の観光PRを行う「Lady・Kaga(レディー・カガ)」のみなさんも沿道で応援。
参加者には無料で「かもだしうどん」がふるまわれました!他にも、まるごと冷やしたきゅうり、トマトなど地の野菜もふるまわれました。
毎年恒例、仮装賞も表彰されます。
会場にも飲食店やブースなどが多数出展していて、応援の方も一緒に楽しむことができます。
おわりに
参加者も運営も応援も、みんなで暑さの中楽しんだ温泉ライダーin加賀温泉郷。
また来年も進化を遂げて開催をするのでしょうね。早速来年の打ち合わせがもうすぐ始まります・・・!
⇒大会後のご案内はこちら
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ツール・ド・ニッポン次回大会は、千葉県銚子市「犬吠埼エンデューロ」
6月5日、日本で一番はやい朝日が見られると、初日の出には多くの人が集まる千葉県銚子市の最東端で、エンデューロを開催!