その昔、今の千葉県から埼玉の中ほど、北は茨城県内まで海の中にありました。
あるとき海水面が下がり陸が現れたのですが、そこに再び温暖期に海水が流れ込んだことで水が取り残されました。
その取り残された水と沈下した地盤が産んだのが、このピースサイン型の霞ヶ浦です。
海のように見える霞ヶ浦は、かつては本当に海だったのです。
そんなか霞ヶ浦の大きな水源が育んだ自然と文化を、今回は受付女子のトミーがリポート!
巡るスポットは、前日開催のライドハンターズの場所にもなっています。
ライドハンターズとは?
大会が配布する「ハンティングMAP」に示された「スポット」を、制限時間内に自転車でできるだけ多く回って、獲得した総合得点を競うサイクリングです。
それでは早速、快晴の中、リポートをお届けします!
かすみがうらへ車で1時間40分
東京駅で集合し、向かうルートがこちら
一部渋滞区間が出ていますが、おそらく信号待ちを拾っているだけなので、約1時間40分で到着予定です。
土浦北インターで降ります。
インターを降りて霞ヶ浦湖畔方面に向かうと、見えてくるのがこの景色。
この景色が左右にずーっと続くのですが、実はこれすべて「レンコン畑」!
海面の低下が作り出した霞ヶ浦沿岸の低地は、全国1位を誇るレンコンの生産地となっています。
レンコンはドロに埋まって栽培されているため、この土地の理にかなっているのです。
今回訪れたのは7月の半ば。
ちょうどレンコンの花が咲き始める頃で、ポツポツとこんな風に花を咲かせていました。
まずはレンタサイクル
今回はレンタサイクルでスポットを巡るため、歩崎公園に新しくオープンした「かすみがうら市交流センター」でまずは自転車をレンタルします。
もちろんライドハンターズでもレンタルできますよ!(要事前申し込み)
こちらは「かすみキッチン」。一昨年施工され、昨年オープンしました。
地元の食材をふんだんに使ったカフェ「かすみマルシェ」も併設されています。
施設がとってもきれい。ここで休憩しているサイクリストも普段から見かけます。
机・椅子は近くの小学校のものを再利用。ミスマッチが逆に心地よい空間を作っています。(写真だとうまく伝わらないですが・・・。)
店内に自転車が置いてあるので、スタッフの方に声をかけて、身長に合った自転車をレンタルします。今回は自転車はGIANTのクロスバイクです。
時間ごとにレンタル料金が決まっていますが、3時間以上は1500円定額。17時までに返却しましょう!
申込用紙に必要事項を記入、身分証明書を提示してレンタル手続き完了!支払いは先に済ませます。
スタッフの方にサドルの高さの調整などを教えてもらいながら、ポジションを調節します。
準備が整ったら、早速かすみがうら探索へ出発!
ご紹介が遅れましたが、今回同行したのは、入社2年目の受付女子トミー!
休日は家で本を読んで過ごすことの多いインドア女子ですが、今日はがっつり自転車に乗ってもらいます!
かすみがうら湖畔からスタート!
湖畔沿いの景色を楽しむ
まずは会場の歩崎公園を出発して、湖畔沿いを進みます。
湖畔沿いは信号なし、フラットでとても走りやすく、自転車に乗っている方とも複数すれ違います。
道にはサイクリングロードを示す矢印がひいてあります。
道の途中では魚を干している工場も。
甘い!うまい!補給にサイコーな「ポテトかいつか」
会場から4km弱、さつまいもを専門に扱う「ポテトかいつか」さんがあります。
外にはさつまいもを袋に詰め放題100円のコーナーが!
店内に入ると、色んな種類のさつまいも商品がずらり。
人気は冷やしかりんとうだそう。
おやつ選びに夢中なトミー。甘党なんだそうです。
今回購入したのはこちら。
さつまいもの皮にぎっしり詰まったスイートポテト!
ひんやり冷えていて、食べごたえ抜群!ほんのり甘くて、あっと言う間に平らげていました。
旧千代田区はフルーツ天国!「坂農苑」
かすみがうらの湖から少し離れていくと、旧千代田区という平成の大合併で合併してかすみがうら市となった地域に入ります。
このあたり一帯は農園が多く、果物狩りは500円〜1000円程度で体験することができます。
今回お邪魔したのは「坂農苑」さん。
この時期はブルーベリーが食べごろとのこと!
ただ、この日は残念ながら果物狩りは行っていなく、出荷のための選別作業を見学させてもらいました。
収穫したブルーベリーを、一粒一粒人の手で仕分けをしています。
うず高く積まれたダンボールにぎっしりのブルーベリー・・・。
気の遠くなる作業を、地元のお母さんたちが手作業でしていました。
ちょっと足をのばしてランチ。お好み焼き「蔵人」
次に向かったのが、お好み焼き「蔵人」と書いてくらうどさん!
自分のテーブルの鉄板で焼くこともできますが、大将が鉄板で大きなお好み焼きを焼いてくれるのも見ていて気持ちがいいお店です。
ここのお好み焼きはボリュームがすごい!
それでいて安い。ランチセットは700円前後でした。
もぐもぐ
あまりのボリュームに、実は食べきれず残してしまうことに・・・。
しかしそれは想定内なのか、お持ち帰りセット(パックと袋)をすかさず渡してくれた女将さん。その後道中でまたお好み焼きを味わったのでした。
着物の着付け体験ができる古民家施設「あゆみ庵」
ほどなく会場方面へと自転車をこいで戻って来る途中、こちらに立ち寄り。
施設としては「あゆみ庵」「民家園」「椎名家住宅」とがまとまっています。
じつはここ、今CMでも人気になっている「au三太郎」のロケ地なんだそう。
そう言われて見るとCMを見る目が一気に変わります・・・!
ちなみに、ライドハンターズではこんなかんじで自撮りをすることでポイントをゲットしていきます。スポットと自分たちを入れることが必須になります。
え〜、と始めは思いつつも、なぜかクセになる自撮り
かすみがうらと帆引き船の歴史に触れる「かすみがうら市歴史博物館」
今まで知らずに目にしていたものが、その背景を知った瞬間から急に生気を帯びて見えだす事があります。
かすみがうらでよく目にする「帆引き船」という船。
ただシンボルとして定着したわけではなく、かすみがうらと密接に関わりがあります。
そんな歴史に触れることができるのがこの博物館。
お城の中が博物館になっています。
こちらの入場は、かすみがうらエンデューロの会場と隣接している「かすみがうら市水族館」と一緒に購入すると割引があります。
帆引き船について学んだトミーはその後帆引き船の生まれた理由、人とともに歩んだ歴史を熱弁していました。詳しくは受付トミーまで。
会場横には帆引き船発祥の地を記す石碑もあります。
かすみがうらの名産佃煮を買うなら「貝塚忠三郎商店」
会場から約500mほどのところにあります。
外観がとってもおしゃれ!
実はガーデンパークと併設されて佃煮屋さんがあります。キレイに手入れされたお庭です。
私の知っている限りでは一番おしゃれな佃煮屋さんです。
大会当日は会場にブースを出して販売をしていただいているのと、
店舗駐車場は参加者駐車場として貸し出ししていただいています。
トミーがどうも佃煮フリークらしく、好みの佃煮を買い漁っていました。
ご満悦の様子。
※△貝塚忠三郎商店は、GoogleMapで検索をすると会場の西側に表示されますが、移転しています。ご注意ください。現在の場所はページ下部のマップをご参照ください。
会場に戻って、FINISH!
最後にコースにもなっている坂を下って、会場まで戻ります。
かすみマルシェへ自転車を返却したら、本日のミッション終了!
併設されているカフェで季節のジェラートを食べて、暑かった一日を振り返ります。
ドリンクも。これで200円(安)
おわりに
いかがでしたか?
街のことを一歩踏み込んで見てみると、思った以上に面白い発見あります。
ライドハンターズではそんなスポットをたくさん巡れるよう設定しています。
日曜はエンデューロ(レース)もあるので、ご家族で参加する方は前日のアクティビティにもいいですね♪
おまけ:道端で見つけた霞ヶ浦の景色
道中でみつけた、かすみがうらの景色です。街のどこかで見つけられるはず、ぜひ探してみてください。
茨城県の「茨」が書かれています。
会場近辺は「坂」という住所のエリアです。
(このあたり一帯は「かすみがうら市 坂」という住所で、それ以降の番地などはないのです)