「伊豆いち」手ぬぐいのできるまで
みなさま初めまして。
今回「伊豆いち」手ぬぐいデザインを担当させていただきました自転車でめぐるイラスト
レーターの岩本陽子です。今回その制作について書きたいと思います。
私の暮らす町の静岡県のビーチからは天気のいい日は伊豆半島を望むことができます。
子供の頃、よく母親がその方向に指をさし「ほら。あれがアメリカだよ。陽子もでっかく
生きなさい」。といった冗談を本気で受け止めつつも眼前に広がる半島に大きな憧れを感
じていました。
あれから月日が経ち、その伊豆半島を自転車で一周する日が来るなんて思いもしませんで
した。
そもそもこの手ぬぐいのデザインに落ち着いたのは今年の夏「美しい伊豆創造センター×
スルガ銀行・西伊豆ライド90㎞」に参加した時のこと。
エスコートしてくれたのは「リンケージサイクリング」の田代さん。
ブリーフィング時に同氏からコースを下る際、
「ペダルは地面と水平にすれば踏ん張りが利き、いざという時に安全ですよ」
とアドバイスを受け早速下りで試してみると、ペダルに足が吸い付き体が安定するのが分
かり、そしてそのまま立ち上がりカーブに体を任せてみると、まるで自転車のタイヤ面が
筆先のようにしなり路面に絵を描いているような感覚を覚え心地よかったのです。
そうだ。この手ぬぐいは筆で描こう。
今まで出会ったサイクリストさんや、想像上の生き物などと一緒に伊豆でサイクリングす
ることができたらいいなという思いをぎゅっと詰め込みました。
下絵の様子です。
ちなみに私は人後に落ちない温泉好き。乾きのよい手ぬぐいは旅先のお供です。その他使
う用途は色々。ぜひ試してみてくださいね~。
それではみなさん。当日の会場でお会いしましょう!
自転車でめぐるイラストレーター:岩本陽子(いわもとようこ)
Yoko Iwamoto
パリ留学の際ツール・ド・フランスに出会いサイクリストの道へ。
イラストエッセイ本「自転車でめぐる静岡スケッチ帖」(静岡新聞社)を出版。
野良仕事を手伝う中、畑から見た風景とその逆から見た世界の違いに影響を受け筆を取
る。
現在の目標は台湾一周スケッチ旅の本を出版すること。
K-mix(静岡エフエム放送)のレギュラー番組「WINDBLOW~dancin’ with the earth
~」(毎週日曜日 6:00~7:00)のぼちぼちパーソナリティ。
I lived in Paris for a while , at that time I saw the Le Tour de France and I became a cyclist.
I wanted to spend my time out in the fields and I began working with farmers.
I enjoyed the fresh air and found myself through a different perspective.
And I started to draw.
Now , I want to go to Taiwan to draw and I hope to publish my new picture book.
A sometimes appear on K-mix radio “WINDBLOW~dancin’ with the earth~” as a radio
personality.
岩本陽子ホームページ https://yokoiwamoto.com
K-mix official website https://www.k-mix.co.jp/program-wb