嗚呼美しき富士山!富士山にパワーをもらいながら走るサイクリングイベント
富士山の北側、5つの湖が並びそれぞれ富士山と相まって個性的な風景を作る富士五湖のほとり。
9月3日に行われたツール・ド・ニッポン第8戦『富士山ロングライド』は、旧Mt.FUJIエコサイクルから数えて11回目の開催を迎えます。
今年は「富士山ロングライド」と名前を改め、日本を代表するサイクリングイベントを目指して新たな取り組みや魅力を発信!
コースが一部変更されて、今までほぼフラットだったコースに、ちょっと体力を使うぷちヒルクライムも体験できるようになりました。
エイドステーションでのふるまいなどもパワーアップして、更に楽しみの増えた富士山ロングライドのレポートをお届けします!
富士山の麓で前日イベント盛りだくさん!
前日は受付がオープンするのと同時に、今年も前日イベントが会場を盛り上げました。
体験型アクティビティの中でも、毎年人気のセグウェイ。早い時間に予約いっぱいになってしまいます。
青空の下で受けられるヨガの体験レッスンも気持ちがいい!心とカラダがスッキリします。
ステージではこちらも毎年恒例、レベルの高い演奏を見せてくれる地元山中湖中学校の「BLUE LAKE BEAT」
BMXでは、元世界チャンピオン佐々木元選手が、次のカナダ世界大会で披露予定の技を本番さながらに実演!
チャンピオンの狙う技のレベルの高さに魅せられて、技が決まった瞬間は会場がワッと一つになりました。
最後は恒例のじゃんけん大会!いつも異様な盛り上がりを見せます(笑)
過去最高の富士山日和!七変化する富士山を見ながら爽快サイクリング
この日の富士山は、夜空の青さから、朝焼けに染まる『紅富士』、そして雲一つない空が湖に反射した『逆さ富士』がお目見え!
過去に無いほどの富士山日和でイベントがスタートしました。
スタートは、チャレンジ・サイクリングが6:00~、エンジョイ・サイクリングが8:00~〜、ファミリー・サイクリングが9:00~と、時間差でスタートしていきます。
その間も、今年は富士山がずーっと顔を出してお見送りしてくれていました。
それぞれのペースで走りつつ、サポートライダーの誘導に従ってエイドステーションで休憩を取りながら完走を目指します。
エイドステーション紹介
今年の富士山ロングライドは、昨年よりもパワーアップした食と日本らしさが魅力!
各エイドステーションの様子をお届けします。
エイド1 富士河口湖町役場エイドステーション
エイド2 野鳥の森エイドステーション
今回はエイドステーションに「女将」が登場!
野鳥の森では、このあたりでよく食べられる甘い味噌味の「芋の煮っころがし」が振る舞われました。
汗をかいた体に塩分が染みます。
エイド3 本栖湖エイドステーション
湖を眺めながら休憩できる本栖湖エイドステーションでは、地元のきのこを使った「きのこ汁」が振る舞われました。
おにぎりも補給してお腹を満たします。
エイド4 富岳風穴エイドステーション
富岳風穴の周辺では、ブルーベリー農家が盛んで、ブルーベリー収穫体験などもできます。
そんな地元の農家さんから、昨年に続き、今年も補給食をブルーベリーづくしにしてもらいました!
大きな粒の冷凍ブルーベリーや、ブルーベリー羊羹が振る舞われました。
エイド4 鳴沢スポーツ広場エイドステーション
今年新設された鳴沢スポーツ広場エイドステーション。こちらでは地元名産のほうとうが振る舞われました。
大鍋で全員分のほうとうを作っています。
また、こちらのエイドでは昨年に続き、健康科学大学「トレーナークラブ」に所属する学生がマッサージブースで参加者皆さんをサポートしてくれました!
エイド4 花の都公園エイドステーション
季節に合わせた花が一面に咲き誇るエイドステーション、花の都公園。
夏の終わりは秋の花コスモスが一面を覆って出迎えてくれました。
こちらのエイドステーションでは、地元でとれたとうもろこしと、とうもろこしを使った「もろこしドーナツ」、よもぎなど色々な味のまんじゅうが振る舞われました。
地元の方はとうもろこしのことを『もろこし』と呼ぶようです。
(ではとうもろこしの「とう」ってなんだろう?と思って調べてみると、とうもろこしとは『「唐」から来た「モロコシ」に似たもの』という、既存のモロコシという植物に似ていたことから、船来して持ち込まれた際に呼ばれたそうです。)
こちらは唯一、すべての参加者が立ち寄るエイドステーションで、終日盛り上がりを見せていました。
ゴール 山中湖交流プラザきらら
そしていよいよゴール!
会場ではゴールしてMCやスタッフとハイタッチ!
太鼓で応援に駆けつけてくれた「山中明神太鼓」のみなさんが、迫力のある演奏でゴールを盛り上げました!
会場には大きなFINISHゲートが登場。
ゴール後は記念品と完走証を受け取り。
参加者のみなさん全員に、ゴール後には富士宮やきそばのふるまいがありました。
太麺がもっちもちでとても美味しいのです。
おわりに
いかがでしたか?
富士五湖周辺の見どころを一気にまわって、更に地元の食材も味わい尽くす。
なにより、富士山の圧倒的な存在感を感じながら走る。
知ってはいるけれど、改めて近くで実際に見てみると、富士山の放つ存在感はやっぱり一線を画するものがあることを改めて感じました。その実感を得られるのがこの大会の最大の魅力であるのかなと、長い道のりを富士山と一緒に移り変わる景色を見ながら感じたのでした。
また来年、みなさまにお会い出来るのを楽しみにしています!
フォトレポート
次回大会は「志賀高原ロングライド」
10/1(日)、長野県北部に位置する「志賀高原」でサイクリングイベント「志賀高原ロングライド」開催!
冬はウィンタースポーツで盛り上がる志賀高原の秋を自転車で走ります。
V字に折れ曲がる高低図は天使と悪魔の激坂と呼ばれるほど・・・その先に見える大自然の感動はひとしおのはず
大会の様子はまた次回のレポートで!それではまた、アディオス!!