コースに沿ってお伝えしてきた激坂特集もいよいよ最後のエリアの山北町へ・・・
足柄=ヒルクライムのイメージはあっても、
山北町=ヒルクライムのイメージはないですよね。
山北町は町の約9割が丹沢大山国定公園などを含む森林地域で、西丹沢のやまなみや丹沢湖、酒匂川などの清流に囲まれた、自然豊かな町です。そんな自然豊かな土地柄に、ヒルクライムコースがないわけがない。
ということで最後の激坂特集を始めていきます!
あしがらの激坂を楽しもう!「松田町・大井町・中井町」編
あしがらの激坂を楽しもう!「南足柄」編
【重要】
下り坂では必ずしっかりと減速し、ブレーキに指が疲れたら休憩をとるようにしてください。
事故の大半は下りで発生します。充分に注意して走行をお願いいたします。
丹沢湖手前の激坂
『美しい丹沢湖を見たい!』
丹沢湖へ向けて北上すると、その思いを打ち砕くかのように丹沢湖目前で激坂が立ちはだかります。距離1.3㎞、平均勾配7.7%の坂のご紹介です。
南足柄の山々に比べればそこまで「激坂」というわけではないですが、この道路の舗装が結構くせ者です。
路面に滑り止め加工の凹凸が施されているので、路面にパワーを伝えづらく疲れているときには結構脚に堪えます。
私もルートラボで線を引いて「えっ、距離1.3㎞しかないんだ!」と驚いたのですが、実際は距離以上に結構長く感じます。
ただ、この激坂を超えれば雄大な丹沢湖の景色を望むことができるので、とくに50㎞、80㎞参加者はここで力を出し切ってもいいと思います。
この登りを終えるとこの先は下り基調なので、完走できること間違いなし!
実際弊社の女子サイクリスト(乗車頻度は月一回・愛車はクロモリ)も、途中歩きはしましたが、制限時間にかなりの余裕をもって50㎞を完走していました。丹沢湖の景色を楽しむために、最後のもうひと踏ん張りです!
このトンネルを抜ければ丹沢湖が目の前に!
秘境への道(西丹沢)
距離6.5㎞、平均勾配3.1%と決して激坂ではない登坂道。
ゆったりとした勾配が続きますが、奥へ奥へとペダルを回していくと、徐々に住宅が減っていき、里山感とともに透き通った川の水が皆さんの心を癒してくれるはずです。
まずは林道を徐々に徐々に登っていきます。
そして少し登るとすぐに、ペダルを止めて美しい川の写真を撮りたくなるはず。
また走行途中には樹齢2000年の箒杉がコース左手にそびえたちます。
そしてエイドステーションとなっている「西丹沢ビジターセンター」の真横には、
遠くから眺めていたエメラルド色の川が広がっています。
本当に美しいこの川には橋が架かっており、上から眺めてもいいですし、川のせせらぎに触れるために川に入ってもいいですし、様々な楽しみ方があります。
また、ビンディングでは難しいですが、西丹沢の奥地へ歩みを進めると、小さな滝を見ることができます。滝に向かうまでの道のりは、例えるなら映画「もののけ姫」の世界観のようです。
エイドステーションから徒歩5分で目的の滝まで行くことができるので、大自然を満喫したい方はクリートむき出しタイプの靴ではなく、SPDシューズがおすすめです。
「都心から約1時間!里山自然満喫のワンデイトリップ」という言葉通りの秘境が、
山北エリア標高最高地点で皆さまを待っています。
いかがでしたか?
3回に渡って、あしがらエリアの激坂と共に自然の美しさ、雄大さをご紹介してきました。
ロングライド当日だけでは味わいきれないあしがらの魅力を、是非自転車で満喫してください!
▼激坂の紹介はこちら
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