イベントの前日受付日は、受付をしてすぐに宿へ。
・・・今までそんな風に1日を過ごしていませんか?
イベントのためとはいえ、せっかく遠出をするのであれば地域も楽しんで帰ってほしい!
そんな想いから、ツール・ド・ニッポン事務局が前日受付をしに来た皆さんへ、地域をもっと楽しんでいただけるよう観光プランを作成し、実際に訪問してきました!
これを見れば足柄エリア1市5町の楽しみ方がわかりますよ♪
気軽に街を楽しめるよう、自転車でまわるコースは街中に絞った約12km、長い坂のあるエリアは「車を推奨」として作成しました。
坂好きのあなたには、自転車で走る「激坂情報」を掲載していますのでそちらをチェック!
それでは事務局お墨付きの厳選スポットをご紹介します!
スポットマップ
10:00 まずはここに訪れるべし!天狗の祀られる格式高い関東最大級のお寺「最乗寺」
午前中は車で西側の山や自然を堪能するコース。まずはじめは南足柄市にある「最乗寺」を訪問します。
大雄山最乗寺(道了尊)の 草創応永元年(1394年)。福井県の永平寺、鶴見の総持寺に次ぐ格式のある曹洞宗のお寺です。創建に貢献した道了という僧が、寺の完成と同時に天狗になり身を山中に隠したと伝えられることから、道了尊とも呼ばれています。この道了にちなんで、境内には多くの下駄が奉納されています。また、仁王門からの参道約3kmには樹齢500年以上の杉並木(県天然記念物)がうっそうと茂っています。
境内はどこを切り取っても今風に言えばインスタ映えする風景ばかり。これは多くの社寺建築を行った日本の近代建築家として有名な伊東忠太によるもので、写真のない時代から計算されつくされた風景を作っては愛してきた日本の美意識を感じることができます。
見どころ:参道の杉並木、御真殿、大きな下駄、計算されつくされた境内全体(建造物、自然どちらも)
▼車で1分
11:00 一汗かいたら足柄茶を堪能できる最乗寺麓のお茶処で休憩「茶屋 天んぐ 本店」
最乗寺参道には参拝客をもてなすためのお茶処がいくつも立ち並んでいますが、最も入り口に近い仁王門の脇に「茶屋 天んぐ 本店」があります。
スペシャリティーティーとでもいうような上質の足柄茶を堪能することができます。スタッフの方に丁寧に入れ方を教えていただきながら、銘菓である「下駄まんじゅう」もいただきました。
おすすめ:最乗寺の境内に湧き、諸病を癒すという言い伝えがある霊水「金剛水」で炊き上げた餅で北海道産の小豆を包んだ代表銘菓の「道了餅」(1個120円)をはじめ、モチモチした食感が大人気の「下駄まんじゅう」(1個60円※2個から販売)など
▼車で20分
11:30 圧巻のマイナスイオン!エメラルドの滝壺に思わず吸い込まれる「夕日の滝」
お茶をいただき喉を潤したところで、隣の峠へ入っていきます。
足柄峠へ続く道を途中で横道に逸れると夕日の滝の看板が見えてきます。
長期休暇には賑わいを見せるキャンプ場の脇を通り、川にかかった橋を渡ると段々と茂みの中へと導かれ、杉並木の先にザーっと軽快な音を立てる滝が見えてきます。
酒匂川の支流内川にかかる落差23m、幅5mの滝で金太郎が産湯をつかった滝と伝えられ、名前の由来は。夕日に映える美しさから名づけられたとか、毎年1月半ばに夕日が滝口に沈むところからつけられたとか。
滝壺から上がる水しぶきとその風圧に驚きながら、マイナスイオンとパワーを全身で感じられる訪問必須のスポットです。
滝行ができます。http://www.geocities.jp/takigyo/
http://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/kankou/spot/yuuhino_taki.html
▼車で5分
12:00 雰囲気バツグン!足柄峠の手前にある老舗うどん店でランチ「万葉うどん本店」
夕日の滝からと足柄峠の分岐点にあるうどん屋さん。
古民家を改装してもちもちの手打ちうどんを出してくれます。
取材当日もオープン早々から満席に。訪問の前にはお電話で混雑状況を確認した方がいいかもしれません。
うどん屋ながらおでんも常時提供しているのがこのお店の面白いところ。セルフサービスで1本130円也。また季節に合わせた手造りのおつまみも豊富です。もしかして店主はお酒好き?
お土産には注文が入ってから作り始めるという生うどんセットもオススメです。
おすすめ:季節のうどん、おでん、お土産用の生うどんセット
▼車で30分
13:00 一旦受付をしに「開成水辺スポーツ公園」へ。その後サイクリングスタート!
お腹を満たした後は、イベントの受付が13時から開始なので、一旦会場である開成水辺スポーツ公園へ戻ります。
参加カードと参加チェックシートを持って早めに受付を済ませましょう。
受付を済ませたあとは、開成水辺スポーツ公園の駐車場に車を留置きし、いよいよサイクリングスタート!
まずは公園をスタートに、川辺のサイクリングロードを走ります。
1つ目に見える大きな橋「足柄大橋」は高架下をくぐり抜け、2つ目の橋「足柄紫水大橋」を右に曲がります。橋の上に出る際は、橋の手前を側道を登るのではなく、一度高架下を南側にくぐってから側道を登るのが横断の手間がなくオススメ。
▼自転車で20分
13:30 焼き立てのハード系パンも揃う「パン工房ベルベ」
店舗ごとに工房を持ち、毎日手造りのパンをリーズナブルに提供している地元で人気のパン屋さんです。
店内外にはイートインもありますが、ここはぐっと我慢していくつかお腹のヘリ具合に合わせてパンをゲットしておきましょう。
▼自転車で5分
13:40 開放的な空間で体に優しいフードをいただく!農家カフェ「37テラス」
パン工房ベルベからもと来た道を300mほど戻ると、テラスが陽の光をさんさんと浴びているカフェが見えてきます。農家カフェ37テラスです。
早速1階のカウンターで注文を。小腹が空いていれば、おすすめは「おかゆランチ」。なんと500円でおかゆのおかわりがし放題!そんなに食べられないだろうとおもいつつも、付け合せの小鉢との相性が抜群で思わず何杯もおかわりしてしまいます。フード以外ではドリンクもあるので、ちょっとした休憩にも◎
2階は山をイメージした居心地の良い木の座敷になっています。
おすすめ:おかゆランチ
https://www.facebook.com/37%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B9-152692628734756/
13:50 2018年4月オープン!37カフェに隣接したギフトも選びたくなるケーキ屋さん「かいせい製菓」
37テラスに隣接したお菓子屋さんです。
見た目にも美しいケーキや焼き菓子が並びます。梱包の箱も可愛く、思わずギフトにしたくなる品々。オンラインショップでも販売しているそうです。
おすすめは特製のシュークリーム。季節によってブルーベリーのシュークリームなど、アレンジもあります。こちらで購入したケーキを37テラスに持ち込むことができます。
▼自転車で15分
14:15 無料開放しているお屋敷に併設されたカフェでコーヒーブレイク「瀬戸屋敷」
37テラスから約3km北上すると、古民家を無料開放している場所があります。
垣根が外堀を埋めていて建物は見えづらいので、道中に出ている看板やマップに注意しながら進んでいきます。
サイクルラックを設置してくれているので、そこに自転車をとめ、施設の中へ入っていきます。
瀬戸屋敷は、江戸時代にこの地域の名主を努めた瀬戸家の屋敷として建てられ、300年経った現在まで当時の趣きを残しながら保存されています。なんとこのスペースをレンタルすることができます。しかも1時間200円〜という破格!思わずどうやって活用するかイマジネーションを働かせてしてしまいます。
敷地内に併設のカフェがあるので、屋敷の縁側に座りながら一休み。ここでパン工房ベルベのパンやテイクアウトしたフードを食べるのがおすすめ◎持ち込み可能なので色々な楽しみ方ができます。
▼自転車で1分
14:30 1865年創業の酒造を学生がリノベーションして醸造を再開「瀬戸酒造」
瀬戸屋敷を出て右手に進むとすぐに見えてくるのが瀬戸酒造。幕末の慶応元年に創業し、旧小田原藩の代表銘柄「酒田錦」を醸造していた瀬戸酒造店は1980年に自家醸造を断念していましたが、酒造再生のプロジェクトにより井戸や醸造所を改修。学生も改修に関わり、町内の地域活性に向けての動きを確かなものにした場所で、瀬戸屋敷と同じ団体が運営しています。
「酒田錦」のほか、全量小仕込みの「セトイチ」、開成町の花あじさいから抽出した酵母でつくる「あしがり郷」などを販売しています。
Facebookでリノベーションの過程をみることができます。
学生団体 空き家改修プロジェクト https://www.facebook.com/akiyapj/
▼自転車で15分
15:45 地元に愛される精肉店が作る手造りコロッケ「肉の石川」
昭和2年創業の、地元に根付いたお肉屋さん。「メンチカツ」(1個130円)は1日300個以上、「コロッケ」(1個98円)は毎日400個以上手作りする、人気の商品です。
シンプルな材料で素材を生かした優しい味のコロッケは、ソースなしでもおいしくいただけます。白絞油(しらしめゆ)で揚げてあるので、さっぱりしながらコクと風味も感じます。他にも揚げ物の種類が豊富。
▼自転車で5分
16:00 高架下をくぐったら「ゴール」!
コロッケを食べたら、最後は開成水辺スポーツ公園に戻ってゴール!
サイクリングロード側に入ると「頭上注意」の高架下を通って到着となります。お疲れ様でした!
17:00 ゴールの後は風呂
ゴールの後は温泉でさっぱり!がお決まりですよね?
最乗寺へ向かう途中の道に案内のある「おんりーゆー」がおすすめ。
タオルだけでなく館内着まで用意があり、食事処ではアイスや利き梅酒なんてメニューもある充実の施設。
森の中にあるような外風呂も魅力ですが、湯上がりにのんびりできるハンモックやリクライニングチェアが気持ちよすぎる!緑に目を癒やされ、自然の音に思わずウトウトしてしまいます。
19:00 風呂上がりはやっぱりビールでしょ!ブルワリーなら尚贅沢「ガラパゴレーシング」
近くに宿泊予定の方は、こんな素敵なブルワリーで夜を過ごすのはいかがですか?
開成町内に4月にオープンした「ガラパゴレーシング」。本当の名前は「Garapago Racing Kaisei Handmade Beer」ということで、自家醸造でビールを日々作られています。地元の方にも人気だそうで、取材当時オープンから3ヶ月しか経っていないそうですが、毎日忙しく仕込みに追われているとのことでした。
フレンチのウエイター出身の店主が自ら醸造を学び今も研究を続けているところとのこと。フードもお酒に合う満足感のあるラインナップです。
https://www.facebook.com/Garapago-Racing-Kaisei-Handmade-Beer-166706270725376/
メカトラブルがあったら「サイクルショップ遠藤」へ
開成町内にある初心者にも優しいショップです。自転車に乗るための基本的なメンテナンスから相談まで気軽に乗ってもらえます。ショップ内には遊び心のある楽しいサイクルキャップやライドをもっと楽しくするデジタルアイテムなども取り揃えていて、ちょっと立ち寄って見に行くのも楽しいです。
当日もメカニックサポートに来てくれます。
「CYCLE SHOP ENDO」ホームページはこちら
いかがでしたか?
あしがらエリアが初めての方はもちろん、普段近くにいる方も知らない場所があったのではないでしょうか?新しいお店や場所がオープンして活気のある風が吹き始めているあしがらエリア。是非ロングライド当日だけでなく、街を楽しんでみてください!